【 ふと思った事。 2014年8月28日(木) 】 ゴールデンボンバーのボーカル・鬼龍院翔さんの公式ブログの一昨日の日記を拝見しました。 「握手会等の特典を一切排除し、CDのみをリリースしたら、売上げはどうなるんだろう」 という今の日本の音楽業界に一石を投じてくれた金爆。 発売1週間後の売上枚数や鬼龍院さんが感じた事を綴ったブログ日記です。 とにかくまずは読んで欲しいです。 絶対絶対!読んで欲しいです。 むしろ私の日記の続きは読まなくてもいいからw、鬼龍院さんのブログだけでも読んで欲しいです!!!www ゴールデンボンバー 鬼龍院翔オフィシャルブログ「キリショー☆ブログ」 8月26日付 ”ローラ発売一週間” ⇒ こちらからどうぞ! エンタメニュースでも話題になっていたので、この話は私も経過が気になっていたところでした。 以前(ファンからの大量のプレゼントの行き先について)のブログ日記を拝読したときも思ったのですが、鬼龍院さんて人間的に凄く魅力的な方ですね(*´艸`) 金爆ファンの皆さんは幸せだなぁと感じました。 鬼龍院さんの文章にはぐいぐい引き込まれる魅力にあふれていて、 今回のブログ日記も1文字1文字噛み締めて拝読させて頂きました。 そして当然、比較せずにはいられない某事務所への思い。 BIGBANGの日本での大活躍には、なにより事務所の働きがあってこそ成し遂げられているのもわかっています。 売上げが伸び利益を得てこそ、活動の幅が広がり、その内容も充実していることも。 日頃、あの事務所の商売方法には暴言が止まらない私ですがwww、 売上げを伸ばす努力が必要不可欠なのはよく理解してるつもりだし、 尋常じゃないやり方を批判する一方で、 商売上手だな、伸びる会社はちゃんと理由があるな、とどこかで感心している自分もいます。 そーゆー理由で、アーティストと事務所の目指すベクトルの違いを100%揃える事はおそらくどの事務所でも絶対に無理だと思います。 (良い曲だと知ってもらえれば売れなくてもいい、という考えの事務所を除いて(笑)) ただ、今日、鬼龍院さんのブログを拝見し、 こういう考えのアーティストを持ち、時にはアーティストの意見を尊重する事務所があること、 それは絶対に不可能ではないんだという事を知ることができました。 いいスタッフが多く、良い空気の中で運営されていらっしゃる事務所なんだろうなぁと思いました。 あの事務所に金爆の事務所みたいになって欲しいなんて絶対に言いません。(まず無理w) ただ、ここ最近、不条理だと思うことが多すぎる。 不満を抱くファンはあきらかに激増しています。 悔しいけど惚れた方の負け。 私達は、それにつけこんだ商売の顧客なのも事実。 初めてVIPシートができた時、みんなが不満を口にしました。 「私は絶対こんなシート買わない」と誰もが最初はグチりました。 だけど気づけば当然のように支払うのがあたりまえになりました。 膨大な値上げの理由も明確にされないまま、私達は現在、チケット1枚に2万5000円を支払う客になりました。 おそらく一般席の値上げも時間の問題。 気づけばVIPシートは4万円という日がくるかもしれない。 大好きなBIGBANGの音楽が好き、彼らが好き。 でも今、それだけでは済まなくなってしまいました。 いまの私達にとってのBIGBANGとは、 彼らの音楽に浸り、ステージに魅了される存在である以上に、 CDとは名ばかりの特典抽選券に多額を支払い、 事務所の商売に乗って金を払えば払うほどその喜びを得られる、という対象にもなってしまいました。 裏を返せば、 金が払えないなら指くわえて羨ましがってろ、という扱いを受けるようになりました。 は?なにをグチグチと。 文句言うなら買わなきゃいいじゃん。 ごもっともですw ただ、鬼龍院さんをはじめとする、 アーティストの考えは決してこのような商売を歓迎しているとは思えないのです。 歓迎できない、でもしょうがない、 という思いを心に抱きながら曲を作り活動をしているように思えてしょうがないんです。 もちろんBIGBANGも。 ところで、 私は別に事務所の運営への不満をグチろうと思って日記を書いたわけではなくて(´∀`;) 私が大好きなインタビューがあります。 2011年、「TONIGHT」でカムバックをした当時、雑誌10asia(テンアジア)に掲載されたインタビューです。 この記事は本当に良いインタビューなので、近いうちに全文を入力しUPしたいと思っています。(ロングインタビューすぎて中断していますがw) 2011年は、2008年「ブルグンノウル(赤い夕焼け)」での活動以来、韓国では久しぶりの5人でのカムバックの年でした。 そんな彼らだからこそ、当時の意気込みやBIGBANGについて、本音を熱く語っているインタビューです。 その中にある、一番印象深く、個人的に大好きなくだりがあるので、その部分を掲載したいと思います。 彼らが「BIGBANGはこうでありたい」という想いがここに詰まっています。 テンアジア(日本版)2011年 インタビューより (私の和訳ではありません。日本版の誌面に和訳が掲載された文面を写しました。) GD 「海外でうらやましいのは、 著名なアーティストが久々にアルバムを出そうが、 1カ月ぶりに友人と一緒に作った曲をブログにアップロードしようが、 同じ音楽として扱われることです。 ところが韓国では、 BIGBANGほどのグループなら 年に一度は大々的なプロモーションをして アルバムを出さなきゃならないと思われている。 今こうしている最中にも、 思い付いた曲を家に帰ったらすぐにレコーディングして、 明日アップロードするというふうに、 僕らの音楽を日々お披露目していきたいのに。」 SOL 「ミックステープってあるじゃないですか。 今日たまたま気が合って誰かとレコーディングした。 それがとても気に入っている。 なら、それを自己満足にとどめておかないで みんなに公開する。 そういうふうに韓国の音楽産業が変わるといいなと思います。 韓国でそれなりに名があり 影響力のある音楽を作っているアイドルグループが そういうことをするのはいいことだと思います。」 GD 「今の韓国のシステムだと、 商業的に作られていない音楽も 商業的なものとして扱われてしまいます。 僕らは単に曲を作っただけなのに、 大々的にプロモーションを仕掛けることで 商業的な音楽に変わってしまうシステムなんです。 気分によって聴きたい音楽って変わると思いますが、 僕らが作った曲をその都度アップロードしていけば、 聴く人のほうがいろいろ選ぶことができます。 アルバムの完成をひたすら待って そのアルバムだけを聴き続け、 飽きたら次のアルバムを待つ、 という今の仕組みが嫌なんです。 ファンにも申し訳ないし。 そういう習慣を変えるために、 2011年からはブログや他のツールを利用したイベントなども準備中です。 もう少し待ってくれたら 2011年はいろいろ変えられそうです。」 インタビュアー: 「アイドル文化だけでなく、音楽産業にも新しい風を吹き込みたいのですね。」 T.O.P 「音楽ダウンロードの順位だけで評価され、 そのことばかりで騒がれるのがちょっと残念です。 ダウンロード数で誰が誰に勝ったとか。 BIGBANGは今後、そういう言葉には振り回されません。」 (※スマホで読みやすくするため原本とは違う場所で改行しています。実際の誌面は写メ撮ってページ最下部に置いてますw) 言葉の1つ1つに強い意志を感じます。 まるで、事務所への反旗をひるがえすかのように感じ取れる発言もあります。 BIGBANGはこうでありたいのだと、このインタビューで知りました。 私は何かあるたび、このインタビューを思い出します。 しかし、このように意気込んだ2011年、BIGBANGは大きな事件を乗り越えることに心血を注ぐ大事な時期となってしまいました。 その後、韓国ではYGが多方面へ事業拡大、 日本では事務所を移籍し、専門レーベルを立ち上げ、 BIGBANGは急成長した巨大な組織に所属する稼ぎ頭となりました。 事務所に助けてもらったてそんとじよん。 危機を事務所に救ってもらったBIGBANG。 事務所に借りを作ったとまでは言いませんが、 残念ながら前述のインタビューで口にした野望を叶えることよりも、 その恩を返す以上の活躍で、5人は以来休む事無く働き続けています。 それからのBIGBANGは、詰め込まれた緻密なスケジュールをこなす毎日。 5人がゆっくり集まり打ち合わせを行う時間もとれずに世界を飛び回り、飽き慣れた曲でステージを消化する日々も少なくありません。 夏カムバ宣言も空しく延期、本人達に意欲はあれどカムバは事務所のGOサイン待ちの状態。 最近、じよんが事務所に不満を抱いているのではと感じる事が時々あります。 ここまで育ててもらった事務所とヤンサに感謝は忘れずに、 しかしきっと心の底には前述のインタビューのような、アーティストとして貫きたい欲は消えることなく心に潜んでいるんじゃないかなと思うのです。 いつか叶えてやろう、と。 (おわり) (参考:10asiaテンアジア 2011年日本版 実際の誌面) 長々とダラダラとした文章を最後まで読んで頂きありがとうございました。 |